※この記事では、リード獲得を目的とする最も標準的なランディングページ(LP)の運営を効果的に行うための基本を解説します。Ptengineの基本を知り、より複雑なサイト運営にも応用いただければ幸いです!
1.分析の準備
Ptengineは訪問者のデータを蓄積する Insight と、Insight で得たデータをもとに施策を実行する Experience に分かれています。まずは Insight にウェブページのゴールを登録することで、データを最大限活用するための準備をしましょう
<この記事のポイント>
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Insightのデータボードはエクセルの表のようなもの
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最終ゴールを「コンバージョン」に登録する
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中間ゴールを「イベント」に登録する
■ Insight はエクセルの表のようなもの
Insight のデータボードはエクセルの表のようなものだと考えてください。
エクセルのシート(Ptengineのプロジェクト)には、条件(ドメイン登録とタグ設置)にもとづいて自動的に生データが蓄積されていきます。
これを分析するために行や列でソートをかけていくことができますが、
デフォルトの行や列だけでなく、自社に合ったソートをかけることでページ改善のヒントが得られやすくなります。
その時の最も基本となるのが、「Webページのゴール」です。
特にリード獲得や商品購入などWebページの「最終ゴール」となるポイントと、その手前の主にユーザーのクリック行動などの「中間ゴール」を登録しましょう。
デフォルト以外のソート条件(後に説明するコンバージョンやイベントなど)は設定前のデータを遡って取得することができません。なるべく早く設定して、柔軟に分析できるようにしましょう!
■最終ゴールを「コンバージョン」に登録する
コンバージョンとは、Webページで最終的にユーザーに起こしてもらいたい行動と考えてください。
例えば、こんなことが登録できます。
- 「購入完了」→ 購入を完了したThank youページのURL
- 「フォームの回答」→ フォーム送信ボタンのクリック(※後にご紹介するイベントを利用)
- 「あるカテゴリの閲覧」→ 任意のルールでグルーピングしたページグループへの到達
サイト上でユーザーに到達してもらいたい最終ゴールに対して、コンバージョンを設定しましょう。
■中間ゴールを「イベント」に登録する
ゴール設定において、もう一つ、Ptengineで設定すると効果が高いのが「イベント」です。
訪問者が問い合わせ完了や商品を購入完了するのがベストですが、皆さんが困る点は、問い合わせボタンを押す人自体がどれくらいいるのか、どうやったら購入に必要なステップを全て通過してくれるのか。という点です。
この場合、最終ゴール到達までのポイントをイベントとして登録することでより深い顧客理解ができるでしょう。
クリック数を確認するだけならクリックヒートマップでも確認できるのですが、データを分類するためにはイベント登録が必要です。