契約形態についてケース別にご紹介!「プロジェクトって何?分けた方がいいの?」

こんにちは
Ptmindカスタマーサクセスチームの堀之内みのり(Minorin)です!

ここでは、プランの考え方や運用方法について【よくあるケース別】に解説していきます。
主に「プロジェクト」を分けるべきか分けないべきか、という内容です。

下記のケース別にご紹介しておりますので、当てはまる方をご確認ください:blush:

① クライアントサイトへの導入を検討中の方(代理店事業者様)
② 複数サイトを運営中の方(事業会社様)

当記事でご不明点が解消されない場合はコメントにてお申し付け下さい :tipping_hand_woman:

前提の確認:

プロジェクトを分ける際に基本となる観点は下記3つありますのでご確認ください。

①計測範囲

Webサイトの計測にあたっての計測範囲、そしてパーソナライズ配信を実行するにあたっての配信可能範囲です。イベント、ゴール(コンバージョン)登録やユーザーグループ設定、パーソナライゼーション管理などは、プロジェクトごとの設定となります。1プロジェクトにつき一つの解析コードが発行されますが、同一ページに複数の解析コードを設置すると不具合の原因となるため、1ページを複数のプロジェクトを跨いで管理することはできません。

また、有料プロジェクトの中ではドメインが異なるサイトをいくつでも上限PV数の範囲内で計測することができます。

②組織

プロジェクト内のデータの閲覧や管理権限はプロジェクトごとに設定できますので、組織・チーム単位でプロジェクトを分けていただくことも可能です。

③費用

契約はプロジェクト毎に行います。1つのアカウントで無料プロジェクトと有料プロジェクトを併用することも可能です。

ケース①: 複数のクライアントサイトに導入したいのですが、どのように契約すればよいですか?(代理店事業者様)


パターン①以下のような場合
・クライアント別にデータを完全に切り分けたい
・Ptengineの管理画面をクライアントと一緒に見ていきたい
・PV量の変動が激しい

>>>クライアント毎にプロジェクトを分けて契約をしましょう。

プロジェクトを分けることで、それぞれのデータも分断されます。
分断されたプロジェクト毎に、関係者を招待し、プロジェクト内のデータを一緒に見ていく運用ができます。
また、各サイトのPV規模に合わせたPV上限のプランを選択することができますので、
「別サイトのPVが急増してしまい、他のサイトが全然計測できないまま上限到達してしまった:sweat_drops:
という事態を防ぐことができます。
各サイトのPV成長に合わせて細やかなプラン変更が可能です。


パターン②以下のような場合
・PV量の変動がなく安定しているのでまとめて管理して問題ない
・Ptengineの管理画面をクライアントと一緒に見る必要がない
・できるだけ契約数を少なく、シンプルにしたい

>>>複数クライアントをまとめ、一つのプロジェクトで契約をしましょう。
一つのプロジェクトにまとめると、タグも1種類で、ご契約も1つのみとなります。
全ての計測ページの合算PVが上限PVの範囲内であればいつでも自由にページ追加やドメイン追加が可能です。
懸念点として「別サイトのPVが急増してしまい、他のサイトが全然計測できないまま上限到達してしまった:sweat_drops:
という事態が起こる可能性がありますこと、ご留意くださいませ。

また、この運用をされる際はサイト毎にページグループ設定を行って頂くことを強くお勧めいたします。この設定により、各サイトごとのデータを確認しやすくすることができます。

ケース②: 自社サイトが複数あるのですが、どのように契約すればよいですか?(事業会社様)


パターン①以下のような場合
・サイト毎に担当者や担当チームが別である
・サイト訪問ユーザーがサイト同士を行き来することがあまりない

>>>サイト毎にプロジェクトを分けて契約をしましょう。
プロジェクトを分けることで、各サイトのデータを切り分けることができ
それぞれのプロジェクトにそれぞれの関係者を招待してデータを一緒に見ていく運用ができます。
デメリットとして、各サイトからのCV地点やCVまでのプロセスが同じページを通る場合、
タグ重複いずれか一つのプロジェクトでしかCV計測できませんのでご留意ください。

パターン②以下のような場合
・サイトは複数あるが同じ担当者、同じ担当チームで運営している。
・サイト訪問ユーザーがサイト同士を行き来することが頻繁にある。または行き来させたい。
・サイトは複数あるが、コンバージョンへの導線やコンバージョン地点は同じページになる

>>>複数サイトをまとめ、一つのプロジェクトで契約をしましょう。
一つのプロジェクトにまとめるとサイト同士の比較やサイトを跨ぐユーザー行動の分析が可能になります。
この運用をされる際は以下2点の設定を行うとより効果的な分析改善が可能になります。
1)サイト毎にページグループ設定を行う
→この設定により、各サイトごとのデータを確認しやすくなったり、サイト同士の数値比較をしやすくなったりします。

2)サイトを跨ぐユーザー行動を正しくトラッキングするためにはクロスドメイン設定を行いましょう。


さて、いかがでしたでしょうか。
皆様の体制にあった運用方法が見つかりましたら幸いです。

もっと知りたいことがあれば、お気軽にコメントくださいませ。
閲覧ありがとうございました。